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パニック・ルーム



パニック・ルーム(02年アメリカ)
監督  デビッド・フィンチャー 脚本 デビッド・コープ 音楽 ハワード・ショア
出演  ジョディ・フォスター フォレスト・ウィテカー ジャレッド・レト クリステン・スチュワート
<あらすじ>
夫と離婚したメグ(ジョディ・フォスター)は、娘サラ(クリステン・スチュワート)を連れ、ある富豪が遺した豪邸に入居。その夜、遺族の一人であるジュニア(ジャレッド・レト)、正体不明のラウール、屋敷に設置された緊急避難用の鋼鉄製の密室パニック・ルームの設計者・バーナム(フォレスト・ウィテカー)という3人の男が邸内に侵入してきた。パニック・ルームに隠されたと見られる遺産を盗みにきたのだ。メグとサラはパニック・ルームに逃げ込むが、男たちは邸内を破壊しはじめ、パニック・ルームへと魔の手を伸ばしてくる。
<レヴュー>
これはほんとフィンチャー監督にしてやられたという感じです。この斬新かつ誰も真似できないカメラワーク。一体どこまでがCGなんでしょう。セブン、ファイトクラブを経てますます彼の世界は磨きがかかっているかのよう。そしてストーリーはというと極めてシンプルですが、メグと犯人たちのパニックルームをめぐる攻防は、息を飲まずしてはいられない。そして密室の戦いは、意外な結末で幕を閉じる。この映画は避難用の部屋が危険を招くという皮肉を描いていますが、それは護身用の銃が殺人を起こす、アメリカ社会そのものを映しているように思いました。フィンチャー監督次回作はまだかな。
(月間Cam's北見05年3月号掲載分)もどる 次へ
 
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