<レヴュー>
時代劇に革命を巻き起こした、黒澤明監督の娯楽アクションの傑作。口は悪いがほんとは優しい三十郎が、前作「用心棒」に続いて登場です。この映画の何が面白いかと言えば、力だけで敵と戦うのではなく、三十郎が知恵を使って策を練り、相手が大軍であろうともたった10人で勝ってしまうという点に尽きます。三十郎の生い立ちなどは不明ですが、よほど戦い慣れている男なのでしょう。そして歴史に残るラストの決闘、三十郎と室戸半兵衛の殺陣シーンは圧巻!!初めて見る人は腰を抜かさないように。ちなみに若かりし日の加山雄三、田中邦衛を見ることができます。若いです。
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