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es(01年ドイツ) 原題 Das Experiment
監督 オリバー・ヒルシェヴィゲル 脚本 ドン・ボーリンガー 音楽 アレクサンダー・フォン・ブーベンハイム
出演 モーリッツ・ブライプトライ クリスティアン・ベッケル オリバー・ストコフスキー ユストゥフ・フォン・ドーナニー
<あらすじ>
「被験者求む。模範刑務所で2週間の心理実験。報酬は4000マルク」という新聞広告を目に留めたタレク(モーリッツ・ブライプトライ)。かつては敏腕記者だったが今はタクシーの運転手をしているタレクは、この実験をレポートし記者として復活しようと考え、さっそく申し込むことに。実験用の刑務所内では被験者たちが看守と囚人に分けられた。始めは皆、金をもらい、さっさと終らせようと遊び半分で参加していたが、1日経つか経たないかの間に、被験者たちの態度に変化が現れ、実験はとんでもない方向へと向かう。
<レヴュー>
最近まで知りませんでしたが、この映画は実話をもとに作られています。この映画は、人間はある役割を与えられると人格が変わるほど、「状況の力」にコントロールされるという事を描いています。んなことあるんかとも思いますが、俳優が演技をしている時、本当にその役に成りきっていたり、共演を機にデキちゃったなんて話はザラですし、実生活においても、課長なら課長という役を与えられることによって、その人に自覚が芽生え、人格にも影響していくというのは少なからずあり得る話です。これはドイツ映画ですが、戦争という「状況」だからナチスはああなったんだという事を、示唆してもいるのかな。(うがちすぎか)
(月間Cam's北見06年3月号掲載分)もどる 次へ
 
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