<レヴュー>
最近まで知りませんでしたが、この映画は実話をもとに作られています。この映画は、人間はある役割を与えられると人格が変わるほど、「状況の力」にコントロールされるという事を描いています。んなことあるんかとも思いますが、俳優が演技をしている時、本当にその役に成りきっていたり、共演を機にデキちゃったなんて話はザラですし、実生活においても、課長なら課長という役を与えられることによって、その人に自覚が芽生え、人格にも影響していくというのは少なからずあり得る話です。これはドイツ映画ですが、戦争という「状況」だからナチスはああなったんだという事を、示唆してもいるのかな。(うがちすぎか)
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