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博士の愛した数式



博士の愛した数式(06年日本)
原作 小川洋子 監督 小泉堯史 音楽 加古隆
出演 寺尾聰 深津絵里 齋藤隆成 吉岡秀隆 浅丘ルリ子
<あらすじ>
数学教師のルート先生(吉岡秀隆)は、新しく受け持ったクラスで、自分の名前の由来を語り始める。それは幼い頃、彼が大好きだった博士(寺尾聰)が名づけてくれた仇名だった。彼の頭の形がルート記号にそっくりだったのだ。シングルマザーだったルートの母(深津絵里)は、事故の後遺症で80分しか記憶が持たないその博士の家で、家政婦として働き始める。そしてある日、彼女に10歳の息子(齋藤隆成)がいることを知った博士は激昂し、子供を家でひとりにしないようにと、自分の家へ連れてくるようにと告げる。
<レヴュー>
みなさんは「数学」というとどんな印象をお持ちですか?無機質で退屈で学生時代に苦しめられ、実生活ではほとんど役立たない、無用の長物といったところでしょうか。この作品はそんな既成概念が根底から覆される、目からウロコ映画です。役に立たないものであるからこそ、美しくなければならない。美に対する感受性があるからこそ、数学者たちは様々な公式を発見することができた。博士は私たちに数学が実は「美しいもの」であることを気づかせてくれるはずです。全国の数学教師のみなさんにこの映画を観てほしいと切に思う。教える側がそれを好きでなければ、子供が数学嫌いになるのは当然ですからね!
(月間Cam's北見07年7月号掲載分)もどる 次へ
 
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