<レヴュー>
みなさんは「数学」というとどんな印象をお持ちですか?無機質で退屈で学生時代に苦しめられ、実生活ではほとんど役立たない、無用の長物といったところでしょうか。この作品はそんな既成概念が根底から覆される、目からウロコ映画です。役に立たないものであるからこそ、美しくなければならない。美に対する感受性があるからこそ、数学者たちは様々な公式を発見することができた。博士は私たちに数学が実は「美しいもの」であることを気づかせてくれるはずです。全国の数学教師のみなさんにこの映画を観てほしいと切に思う。教える側がそれを好きでなければ、子供が数学嫌いになるのは当然ですからね! |