<レヴュー>
これを観た当時は小学生で、内容の深い部分には正直ピンと来なかったのが正直なところでしたが、この作品は今の時代になってようやく真実味を帯びてきたような感があると思います。公開当時(89年)パソコンはまだそれほど普及していなかったわけですが、そんな時代にすでにコンピューターウイルスによる犯罪が、将来起こりうると予見していた押井守という男はやはりタダモノではない。凄い先見性です。実際に今、ウィニーの事件とか起きてますしね。「人間の側が間違いを起こさなきゃ、機械も決して悪さはしねえもんだ」。劇中のこの言葉こそ、現代の我々に求められていることのように思います。
(レイバーというのは作業用のロボットのことです。簡単に言えば。)
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