<レヴュー>
1作目以外は駄作とされている「猿惑」シリーズですが、個人的にはこれが一番好き。猿の復讐編といったところです。未来からきたはずの猿によって、地球の未来が築かれるというこのタイム・パラドックス。ここで築かれた猿社会が、そのまま1作目にも繋がるんですね。今でこそ色色ありますが、当時としては凄いストーリーだったはず。このシリーズの猿はかつての有色人種に重ねて描かれていることで知られていますが、今の人類に対する警鐘のようにも思えます。これからはロボットが人間の世話をしてくれる社会になるそうですが、機械が自我に目覚め人間に復讐し・・・ってそりゃターミネーターか。
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