<レヴュー>
ブルース・リ−の名を世界に知らしめたアクション映画史に残る記念碑的作品。撮影直後32才の若さで彼は亡くなっていたので、日本でブームになっていた頃はすでに故人だったわけです。僕らは格ゲ−世代ですが、この作品にはさまざまなゲームや漫画の元ネタが詰まっており、後の時代に残したリ−の影響力の大きさに改めて驚かされます。ストーリーはいたってシンプル、まんま格ゲ−にできそうなほどシンプル。見どころはやはりラスボス・ハンとの鏡の間での決闘ですが、このハンという男の卑怯なこと…。卑怯なぶん、より一層リ−の戦いにおける哲学が際立って見えますね。「敵は己の中にある」のです。 |