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燃えよドラゴン



燃えよドラゴン(73年アメリカ/香港)
監督 ロバート・クローズ 脚本 マイケル・アリン 音楽 ラロ・シフリン
出演 ブルース・リー ジョン・サクソン シー・キエン ベティ・チュン ボブ・ウォール ジム・ケリー
<あらすじ>
少林寺剣法の高弟リー(ブルース・リー)は、諜報部員ブレイス・ウェイトから、香港の裏社会に君臨するハン(シー・キエン)の要塞島で年に1度行われる世界武術トーナメント大会へ出場し、秘かにハンの犯罪行為の証拠を掴んでくるという諜報活動を依頼された。一度は断ったリーだったが、リーの妹を死に追いやった張本人が、ハンのボディーガード・オハラ(ボブ・ウォール)だということを知り、トーナメント出場を決意する。リーは極秘任務と復讐心を胸に秘め、トーナメント会場の要塞島へと向かうのだった。
<レヴュー>
ブルース・リ−の名を世界に知らしめたアクション映画史に残る記念碑的作品。撮影直後32才の若さで彼は亡くなっていたので、日本でブームになっていた頃はすでに故人だったわけです。僕らは格ゲ−世代ですが、この作品にはさまざまなゲームや漫画の元ネタが詰まっており、後の時代に残したリ−の影響力の大きさに改めて驚かされます。ストーリーはいたってシンプル、まんま格ゲ−にできそうなほどシンプル。見どころはやはりラスボス・ハンとの鏡の間での決闘ですが、このハンという男の卑怯なこと…。卑怯なぶん、より一層リ−の戦いにおける哲学が際立って見えますね。「敵は己の中にある」のです。
(月間Cam's北見07年9月号掲載分)もどる 次へ
 
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